Technology
技術紹介
技術紹介
「壊す」のではなく「解き放つ」。乾式低温爆砕という革命。
美味しさと健康の両立を阻む「壁」
グルテンフリー市場は2032年に130億ドル規模へと成長が見込まれ、日本の米粉には大きな期待が寄せられています。しかし、その普及を阻む大きな「壁」が存在していました。
つなぎの限界
従来の米粉は、小麦粉のグルテンのような粘り気がないため、パンや麺を作るときに単体で使うことが困難でした。そのため、食感を補うために増粘剤などの添加物に頼らざるを得ないのが現状でした。
実際に、食のプロである加工現場からも、従来の米粉の使いづらさや品質に対する厳しい声が上がっていました。
「品質の良くない米粉を使用すると、パンがぼそぼそとした食感になったり、風味が悪くなる。特に、粒度の粗い米粉や、古くなった米粉を使用した場合、おいしい米粉パンを作ることは難しい。」という現実がありました。

α(アルファ)化による品質劣化
主流の製粉方法である「湿式製法」では、硬いお米を粉にする前に、一度水に浸してお米を柔らかくします。そして、その後粉砕するとお米は、機械の壁にぶつかったり、お米同士がぶつかり熱摩擦が起こります。その際、お米の温度は70~80°まで上昇し、お米が炊けた状態となります。これがα化(糊化)です。
α化(糊化)したお米は、温度が下がると「冷やご飯」と同じ状態(β化)になる事を意味し、栄養や本来の風味が失われ、べちゃっとした食感の原因となっていました。
これらの根本的な課題を乗り越えなければ、真のフード革命は起こせません。しかし、私たちはその「壁」を打ち破る独自の答えを見つけ出しました。

素材の力を最大限引き出す、乾式低温爆砕テクノロジー
その答えは、意外にも日本の伝統的な食文化、美味しい蕎麦粉を追求する長年の試行錯誤の中から生まれました。それが、私たちの独自技術「乾式低温爆砕」製法(OGURA式粉砕法)です。この技術の核心は、「マイナス20℃以下の超低温環境」で、「水を一切使わずに」原料を粉砕することにあります。これにより、熱による変性を完全に防ぎ、素材が持つ本来の栄養・風味・香りを、一粒たりとも損なうことなくそのままパウダーに閉じ込めることができるのです。
特徴
弊社:乾式低温爆砕
従来:湿式製法
製粉方法
水を使わず、-20℃以下の超低温環境で物質同士を衝突させて粉砕。
原料を水に浸して柔らかくしてから、何度もハンマーやピンにぶつけて粉砕。
素材への影響
熱変性がなく、栄養・風味・香りがそのまま残る。
加水・加熱により栄養・風味が失われる(α化、「冷やごはん状態」)。
主な違い、扱いやすさ
特異な粒子形による高保水性、最小数μの超微粉化、均一性の高い粒度に加え、栄養価が非常に高い玄米も製粉可能。歩留まりも高い。
低保水、数百μ、バラバラな粒度。
特徴
製粉方法
弊社:乾式低温爆砕
水を使わず、-20℃以下の超低温環境で物質同士を衝突させて粉砕。
従来:湿式製法
原料を水に浸して柔らかくしてから、何度もハンマーやピンにぶつけて粉砕。
特徴
素材への影響
弊社:乾式低温爆砕
熱変性がなく、栄養・風味・香りがそのまま残る。
従来:湿式製法
加水・加熱により栄養・風味が失われる(α化、「冷やごはん状態」)。
特徴
主な違い、扱いやすさ
弊社:乾式低温爆砕
特異な粒子形による高保水性、最小数μの超微粉化、均一性の高い粒度に加え、栄養価が非常に高い玄米も製粉可能。歩留まりも高い。
従来:湿式製法
低保水、数百μ、バラバラな粒度。
この革新的な技術は、従来の米粉の常識を覆す3つの大きな価値を生み出しました。
1. 抜群の保水力:グルテンの代わりとなる奇跡の粒子
電子顕微鏡で見ると、私たちの玄米粉は数ミクロン単位の超微粒子であり、その表面は衝突のエネルギーによって生まれた"爆裂形状"とも言える無数の凹凸を持っています。この複雑な構造がスポンジのように水分を抱え込み、増粘剤などの「つなぎ」をほぼ使わなくても、水分だけで生地がしっかりとまとまるのです。これはまさに、米粉がグルテンの役割を果たす画期的な瞬間です。
2. 豊かな栄養価:「食べるサプリメント」としての玄米粉
熱を加えないため、玄米が持つ栄養素、特に熱に弱いビタミンB群が驚くほど多く残ります。例えば、当社の玄米粉は従来の製法で失われがちなビタミンB1を14倍以上、ビタミンB6を6倍以上も保持、加えてGABA、オリザノールの機能性成分も有しています。これはまさに「食べるサプリメント」と呼ぶにふさわしい栄養価です。
3. 優れた加工安定性:プロを唸らせる品質
従来の米粉が抱えていた「時間が経つと硬くなる」「風味が落ちる」「調理が難しい」といった課題を根本から解決しました。その品質と扱いやすさはプロの料理人からも絶賛され、「この玄米粉は全く違う。思い通りの商品ができた」という評価をいただいています。
技術で何をやりたいのか?
自社の独自技術を通じて、“食”に対する意識改革を促し、いつでもRecovery(回復)できる社会の実現をサポートします。
1. 質の高い食品素材の提供と未来の保護: より質の高い食品素材を求めることで生産者を守り、安心安全な食の教育を行い、子どもたちの未来を守ります。
2. 米粉普及の課題解決: 米粉の普及を妨げている製粉コストや最終商品の品質に関わる課題を解決し、加工容易で高品質な次世代の米粉製粉技術を確立し、大量生産を可能にする装置に落とし込むこと。
3. 健康と食料自給率への貢献: 高品質かつ加工容易な米粉の普及により、米粉消費を増進させ、結果として日本の食料自給率向上や、生活者の健康増進に繋げます。
4. 環境とSDGsへの貢献: フードロス削減(通常飼料になってしまう米も食用仕向が可能に)や、従来の湿式製粉で起こる汚水処理問題の解消(汚水処理なく環境汚染抑制)など、SDGs達成に貢献します